先日、みんなに発表会の写真をわたしました！
写真を見ると、みんなのがんばった日々が思い起こされます。
しばらく前のお話ですが、発表会後にあるお母さまからいただいたお手紙に、心を動かされました。
その生徒さんは、発表会の曲を家でもよく練習していたそうですが、なんと本番までは一度も最初から最後まで通してお母さまに聴かせなかったそうです。
「本番でのお楽しみにしていたんです」とお母さま。
当日、ステージでしっかりと弾き切ったわが子の姿に、
「こんなに上手に弾けるようになっていたなんて」と驚きと感動で胸がいっぱいになったと綴られていました。
私はそのお手紙を読みながら、お子さんが「お母さんにびっくりしてほしい」「本番でかっこよく弾きたい」という気持ちを大切にしていたこと、そして、その気持ちが見事に実を結んだことを想像して、心がとても温かくなりました。
ピアノを通じて生まれる、小さなドラマ。
それをそばで見守れるこの仕事の幸せを、改めて感じる機会になりました。